ヨガとピラティスの違い

① はじめに
「ヨガとピラティス、何が違うのか?」
- どちらも「身体に良さそう」で選ばれがち
- でも、目的や身体の状態によって向き不向きがある
- 筆者はどちらも体験したことがありますので感想もふまえ、整理していきます。
② ヨガとピラティスの成り立ちの違い

ヨガは身体機能・精神面にもアプローチ、ピラティスは身体機能面を重点にアプローチというような感じです。
最近では理学療法士・作業療法士でも病院勤務からピラティスインストラクターに転職する人が増えています。ピラティスの方が「リハビリ」というイメージは強いですが、精神系の病院や施設でヨガを行うこともあり、作業療法士はどちらにも関わりがあるように思います。
③ 作業療法士が見る「身体の使い方」の違い
ヨガの特徴(OT視点)
- 関節可動域を大きく使う
- 筋の伸張性・柔軟性が高まる
- 呼吸とともにホルモン・自律神経への作用が期待できる(1)
👉
✔ 緊張が強い人
✔ ストレス・不眠がある人
✔ 身体・精神的に疲れやすい
に向きやすい。
ピラティスの特徴(OT視点)
- 小さな動きで体幹・インナー筋をコントロール
- 姿勢保持・動作の安定性を重視
- 「正しく動かす」学習要素が強い
👉
✔ 腰痛・肩こりを繰り返す
✔ 姿勢が崩れやすい
✔ 身体的に疲れやすい
人に向きやすい。
④ 生活動作(ADL)とのつながりで考える
ヨガが活きやすい場面
- デスクワーク後の身体リセット
- ストレスが多く、緊張しやすい人
- 心身の切り替えが苦手な人
→
「休む・整える動作」に強い
ピラティスが活きやすい場面
- 立つ・歩く・持ち上げる
- 家事や仕事中の姿勢保持
- 疲れにくい身体づくり
→
「動き続ける生活動作」に直結しやすい
⑤ 結論:どちらが良いかではなく「どちらが合うか」
まとめ👇
- ヨガ:
→ 気持ちを落ち着かせたり、切り替えたりしたい人
→ 自分の身体と向き合いたい人 - ピラティス:
→ 姿勢・動作を安定させたい人
→ 疲れを繰り返さない身体を作りたい人
どちらも「生活を楽にする手段」になり得ます!!
参考文献
Pascoe, M. C., Thompson, D. R., & Ski, C. F. (2017). Yoga, mindfulness-based stress reduction and stress-related physiological measures: A meta-analysis. Psychoneuroendocrinology, 86, 152–168. https://doi.org/10.1016/j.psyneuen.2017.08.008
